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環境・教育事業マネージャー/コンサルタント
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画像の説明)中山プロフィール写真
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大学の拠点系プロジェクトにおけるマネジメントや伴走支援、産学官民による共創プログラムの企画・運営、臨床研究支援や調査分析などの業務を担う
研究成果の社会実装に向けた企画・管理、政策提言や調査分析を通じた課題解決型の業務、スタートアップ支援を含む幅広いネットワーク構築、助成金申請や報告業務を含む受託事業の管理、多様な関係者との連携・調整
大学時代から気候変動問題に関心を持ち、地球温暖化や気候変動対策に関わる仕事をしたい想いから新卒で三菱UFJリサーチ&コンサルティングに入社。環境・エネルギー部にて温室効果ガスの算定方法に関する委員会事務局や国際交渉支援などに携わる。その後、気候変動問題に関し、研究現場に近い立場で専門性を深めたいと考え、環境省所管の国立研究開発法人 国立環境研究所へ転職。気候変動予測のシナリオ作成プロジェクトに取り組む。
家族の転勤や子育てを経て、2023年にフォーアイディールジャパンに入社。現在は大学や研究機関と連携し、拠点系プロジェクトにおけるマネジメントや、学術的知見の社会実装に関する伴走支援などに従事している。
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私がMURC(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に新卒で入社したとき、代表の杉原は中途入社の同期でした。お互い全く分野の異なる仕事をこなすのに精一杯の日々でしたが、時々集まる同期会が私にとっては心の支えでした。
その後、私は国立環境研究所に転職し、結婚・出産を経験。夫の職業上、2年サイクルで海外も含めて転勤をしなければならないため、私は子育てを優先し、キャリアを諦めざるを得ない生活をしていました。
そんなある時、久しぶりに杉原と再会し、古巣を退職し、独立する話を聞きました。そこで「実際に働く場所はどこでも問題ないので、もし時間があれば手伝ってみないか」と声をかけてもらいました。2か月後には鹿児島の引越しが決まっているタイミングでしたが、色々な人生経験を経た上で、改めてコンサルの仕事ができるのは貴重だと感じ、自分に出来ることからやってみようと軽い気持ちで関わり始めたのがきっかけです。
当時のフォーアイディールジャパンはまだ立ち上げたばかりの頃で、私自身に明確なキャリアプランはありませんでした。ただ、国内外どこにいても働ける柔軟な環境や、研究畑で培った経験を活かして大学の先生たちとプロジェクトを進める楽しさに魅力を感じ、「自分にも役に立てる場面がある」と実感しながら、徐々に関わりの幅を広げていきました。そして2023年5月に正式に入社しました。
現在は、主に大学の拠点系プロジェクトが主導する大型の研究開発事業のマネジメントを担当しています。プロジェクト内容の壁打ちから全体設計、研究の進捗管理、研究成果の整理、レポーティング、市場調査やアンケート調査まで、幅広い業務に携わりながら、プロジェクト全体を円滑に前に進める役割を担っています。
大学でのURA(University Research Administrator)に近い立場で、研究者の専門的な活動を支えつつ、産官学の連携や資金調達、実装フェーズの設計などにも関与しています。プロジェクトによっては、10年以上継続するものもあり、長期に渡る研究開発と社会実装のプロセスに今後もかかわっていきたいと思っています。
これまで携わったプロジェクトには、COI-NEXTやAMEDをはじめとした国の大型研究開発事業の他、国や自治体からのスタートアップ施策に関わる受託事業もあります。領域は医療・メンタルヘルス・農業・環境と多様な分野に関わっていますが、主なテーマはDX・新技術の社会実装に集約されます。大学・研究機関だけでなく、行政や企業、スタートアップとの連携も多く、分野横断的に調整を進めながら、研究成果の社会実装をお手伝いしています。
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◯ 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)
研究計画の壁打ちや進捗管理、関係者調整や資料作成など、大型研究プロジェクトのマネジメントを担当。
◯ 日本医療研究開発機構(AMED) 「医工連携・人工知能実装研究事業」
プロジェクト全体のマネジメントや調査業務を通じ、社会実装に向けた研究を支援。
◯ 北九州エコテックキャンプ
全国のスタートアップと地元企業によるオープンイノベーションを目的としたイベントの企画・運営。
◯ 農業分野における情報通信環境整備事業
事例集作成やセミナーの運営サポートなど、農業分野における情報通信環境整備の普及に貢献。
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私が最も大切にしているのは、クライアントとの丁寧なコミュニケーションです。表面的な言葉に留まらず、クライアントが伝えたい真意をきちんと掴むことが、アウトプットの質に繋がります。そのため、クライアントからただ話を聞くだけでなく、対等に議論できることが関係構築に必要となりますので、事前の情報収集を欠かすことはできません。弊社は起業してまだ4年の小さな企業なので、「フォーアイディールジャパンにお願いして良かった」と感じていただけるよう、1つ1つの仕事を丁寧に対応することを心がけています。
また、私たちが手がけるプロジェクトには、スタートアップ、大企業、官公庁、大学や研究機関など、多様なバックグラウンドを持つ方々が関わっています。そのため、それぞれの方が何を考え、どんな価値観で動いているのかを深く理解し、それらをどうつなぎ合わせ、より良い形にするかを柔軟に考える力も欠かせません。
加えて、自分自身の「核」となる専門性や強みを持ち、それを軸に仕事を開拓し積極的に取りにいく姿勢も重要です。たとえば、代表の杉原はスタートアップ支援に長年の実績とネットワークを有しています。このように、コンサルティング職といっても専門領域や得意分野は人それぞれ異なります。だからこそ、自分の核(専門性や特技)を持ち、チームのメンバーと掛け合わせることで可能性を広げ、より大きな価値を生み出せると考えています。